ロボット教育

開催日程/お申込


講習内容

特別教育コース 時間数 時間 内容
1日目 学科
13時間
2時間 産業用ロボットに関する知識
4時間 産業用ロボットの教示等の作業に関する知識
1時間 関係法令
2日目 2時間 産業用ロボットに関する知識
4時間 産業用ロボットの検査等の作業に関する知識
3日目 実技
6時間
6時間 産業用ロボットの操作方法
産業用ロボツトの教示等の作業の方法
産業用ロボツトの検査等の作業の方法

修了証

RTC東海の受講者には特別教育修了証を発行しています。
発行された修了証は産業用ロボットを取り扱う者としての証明となりますので大切に保管してください。
紛失された場合は再発行となります。(手数料2,200円/税込)


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特別教育とは

特別教育について

産業用ロボットは、作業の円滑化・効率化により多くの企業などで取り入れられています。 国際ロボット連盟の調査によると、2018年ではその数は日本国内で42万台を超え、 今後も増加傾向が予想されます。
しかしながら、産業用ロボットを扱うにあたり、必要な資格があることをご存知ですか? 産業用ロボットは生産効率を上げる一方で、その特性から人命に関わる事態を招くことがあるためです。 この資格こそが産業用ロボット特別教育講習の受講です。

法律では

事業者は、産業用ロボットを扱う従業員全員に、産業用ロボット特別教育講習を受講させることが 法律により義務付けられています。(労働安全衛生法第59条第3項) 違反によって罰金など罰則が課せられることもあります。また、特別教育講習なしに産業用ロボットを扱わせることは重大な事故にもつながります。

講習について

RTC東海は、年間1,000名のロボット有資格者を排出している「RTC兵庫」「RTC東京」に次ぐ拠点として2019年2月に誕生しました。 産業用ロボットを導入予定、あるいは導入済みの事業者様におかれましては、法令順守、産業用ロボットを取り扱う従業員の命のために、 是非RTC東海での産業用ロボット特別教育講習を受講ください。

災害事例

産業用ロボットは、汎用性のため可動域が広く、またプログラムによって自由に動かすことのできるものです。 しかしこれを裏返すと、ロボットの動きを完全に予想することは難しく、ロボットの動きを注視する必要のある範囲が広いという危険性にも繋がります。
実際に、

  • 産業用ロボットが稼働しているにもかかわらず、破片を取り除くために産業用ロボット 可動域に立ち入り、産業用ロボットに挟まれて死亡
  • 安全のため扉を閉めた状態でないと作動しない機械だったが、扉の開閉の手間からその 安全装置を外し、そのまま自動運転をさせたままゴミを取り除こうとした結果、産業用 ロボットの金型に挟まれて死亡
    (また、被害者には安全衛生教育を施されていなかった)

などの死亡事故も起こっています。


受講者の声

【学科】
  • ルールを明確化する必要性を再確認することができた
  • 産業用ロボットを安全に使うために必要な知識やどんなことが危険なのかを知ることができた
  • 産業用ロボットで安全に作業をするために多くの注意点があり改めて危険な作業なのだと実感した
【実技】
  • 産業用ロボットを動かすにあたって忘れてしまいそうな操作・確認事項が分かったため、気を付けられるような規程を作成する必要があると分かった
  • 産業用ロボットの操作方法・安全な使用の仕方・確認の仕方を学ぶことができた